あたりまえの反対はありがとう


Arigatou

前回のポストについていろいろ思うことがあったので、今回はわたしからshakaちゃんにありがとうの意味も込めて、自分のことを振り返って書いてみよう。

わたしの母は、とても丁寧に暮らす人。家は常に整理されていたし、食事も毎日おいしくて、裁縫もとても上手でした。庭は芝生が青々と茂り四季折々の花が咲き、草が一本も生えていない。物を大切にする人で、古い家を自らの手で直したりと、何でもできる人でした。

その反面、父は全く何もできない。それどころか、母のかたずけた後を散らかしてまわり、タバコの火でズボンに穴を開けては、母に文句を浴びさせられてた。けどそんな罵声にも、どこ吹く風。できることといえば、車の運転(笑)。母は免許を持っていなかったので、唯一求められることはそれくらい。

ある時うさぎを飼うことになり、父は張り切ってうさぎ小屋を完成させたんだけど、正直ボロ小屋だった。『ボロく仕上がった残念なうさぎ小屋』と『父の満足気なドヤ顔』が今でも忘れられない。翌日、わたしが家に帰ると、母が父力作のうさぎ小屋を解体して、見事に作りなおしていた。

わたしはどちらかと言うと父のDNAを強く受け継いだ。だけど、常に綺麗に整えてあった家で育ったせいか、乱雑に散らかった部屋には住めない。

そんな日常を、今度は自分で維持していかなきゃならない中で、シンプルでミニマルな暮らしを目指すようになった。

だけど、それでもやらなきゃならない家事は山のようで、わたしはその上手抜きができない。こっちが必死に片付けてるのに、のんびり屋さんのshakaちゃんが、呑気にMacの前で座っているのが目に入ると、ついついキーーっとなりブチ切れる日々。

shakaちゃんも家でリラックスしている所を、その一瞬の場面だけで、わたしにイライラされて、たまらなかったと思う。

わたし「わたしばっかり家事やってる。こんなことするために、結婚なんかしたんじゃなーーーい」

shaka「僕だって家事手伝ってるやん。いま疲れて帰ってきて、やっとゆっくりしてるとこやのに~」

今思えば、家事を分担云々より、わたしがテンパってる時に、呑気にしてる(ように見える)shakaちゃんが目にはいるのが、我慢ならなかった。

たったそんな理由で怒ってイライラしては、喧嘩をふっかけ、悪循環スパイラルにはまっていた時期もありました。

そんな時期を経て、今はお互い合点のいくバランスで落ち着いた。きっと喧嘩相手がよかったのだろう(笑)。つまらない喧嘩も無駄ではなかった。

ありがとうの反対はあたりまえ
あたりまえの反対はありがとう

前者と後者、どちらの思考をとるか、それによってどこの家庭でもあるだろう家事戦争の終着点が、大きく変わるのは間違いない。

あーでも、こうして振り返ってみても、わたし理不尽なことばかりshakaちゃんにしてしまっているーー。

鬼嫁のわたし、いつになったら角ひっこむかしら(笑)

:Halu


2016-06-07 | Posted in LifeComments Closed 

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