音の雫がコロコロ流れて気持ちいい♪kamakaneのスラック・キー・ギター
わたしは今日も聴きたくなる。
もう一度あの景色を見たいんだ。
数年前、ハワイの島々の一つカウアイへ旅に出た時、kamakaneのお家に泊まらせてもらった。
とっても大きな家で、庭には青々と芝生が茂り、パパイヤ、マンゴー、アボカド、バナナなど、果樹がたくさん植えてあり、わたしは山ほどそれらを食べた。
ババという大きな犬がいつもよだれを垂らして、やる気なさそうに、わたしに愛想をしてくれる。いや、もうお年寄りだからそう見えちゃうんだろう。
テラスからの眺めは最高で、眼下にはジャングルが広がり、夕方はサンセットがとても美しい。リビングの天井は高く、インドネシアのバリぽい作りで、開放感満点。
そのリビングで、夜kamakaneと談笑しながら、わたしは今か今かと待っていた。なぜなら、彼がスラック・キー・ギターの名手だと知っていたから。
彼は快諾してくれて、わたし達二人だけの為に、弾いてくれた。音の雫が全身をコロコロ流れて心地よく、マッサージされてるよう。それと同時に、何か癒しのようなものが心に届いて、自然と涙が頬をつたう。
ゲッコーの鳴き声もギターの音色に共鳴し、美しいメロディーを共に奏でる。暗い部屋の中キャンドルの灯りをじっと見つめ、彼の温かく優しい音色は、いつまでもこのまどろみが続くかのように思わせた。
わたしは今日も聴いている。
もう一度あの景色を見る為に。
彼のスラック・キー・ギターの音色。いつでもどこにいても、あの夜へいざなう魔法の音。
そうだ、あなたにも聞いてもらいたいから、お裾分けしよう。一瞬でカウアイの大自然にワープできるとっておきの魔法をかけよう。
:Halu
2016-05-11 | Posted in Tabi | Comments Closed