2016年参院選の結果を受けて思うこと、そしてわたしの決意


Senkyo02

2016年7月10日参院選が終わった。

 

http://shaka2.jp/2016/07/05/senkyo/ 投票へ行こう!! | shaka×2.jp

 

わたしの今回の選挙のただ1つ争点は、「安倍内閣の改憲草案に反対」だった。

 

関連リンク:日本国憲法改正草案 | 自由民主党 憲法改正推進本部

 

TVや新聞を全く見ない我が家では、既存メディアがどのように報道していたのか、正直詳しくは知らない。あれだけ、TVや新聞の報道はコントロールされていると叫ばれていても、やはりまだまだ多くの人々に対する影響力は偉大だ。

きっと安倍内閣の掲げる改憲草案がどんなものなのか、知るすべがないのだ。だって、ちっとも草案の中身を報道していないらしいから。

そして安倍さんは、「選挙の争点は改憲ではない」と言っていたのに、選挙後すぐに、「前々から言っていたように前文から変えていきたい」と言っている。

 

関連リンク:【参院選】「前文から全てを含めて変えたい」 安倍首相が改憲への意欲を明言

 

陰に日向にこういう動きがあるのを、多くの国民はまだ知らない。

三宅洋平が毎回数万人単位で人を集めて選挙演説を行っていた。今まで政治に興味がなかったであろう人たちの心までも捉え、国内の政治家や有名人のみならず、世界の著名な人からの応援も受けた彼だけど、その様子がテレビで流れる事はほとんどなかった。

SNSでは、投票へ行こう。今回ばかりは護憲勢力へ。とわたしのタイムラインには色々流れてきてた。だけど、それもそれぞれの属性を超える事には限界があったのだろう。

わたしは情報を調べるために、ネットで検索した。だけど、そもそも事の重大さを知らなければ、キーワードが打てない。

わたしは、もう多くの人は色んな事に気付き始めて、行動に移すだろうと思っていたのだ。だけど、投票率が物語っている通り、多くの人は無関心であるか、もしくは知る術が本当にないんだろう。

わたしも、そして大多数のあなたも、意味は違えど「井の中の蛙大海を知らず」だったのだ。

わたしは、今回の結果を受けて長男に話をした。難しい部分もあったが、なるべく感情を挟まず事実を話した。

彼は、とても熱心に聞いてくれて、反応してくれた。まだまだ幼い心で目一杯考えて、口をついて出た言葉に、夫婦で目頭が熱くなった。

 

「…泣く。」

 

「…殺せやん。」

 

これは、「もしパパかママが殺されたら、どうする??」と聞いた時に出た言葉だ。まず一番に「泣く」と答え、「殺した相手に対してどうする」と聞いたら、仕返しはできないという意味で、「殺せない」と答えたのだ。

今回の選挙の結果が出た途端、安倍総理が言いだしたように、近い将来、改憲案が発議され国民投票をする事になるだろう。わたしはその事について、これからさらに熟慮を重ねたとして、例えば「なにか」が起こる。

「なにか」とはもしかしたら、外から一発のミサイルがやってくる事、あるいはテロかもしれない。

世界でリアルに起こっているそういう事が、今後日本では絶対ないとは言い切れないのだ。熟慮して出た答えを、その状況になっても同じように主張できるだろうか?

もちろん甘い考えだとも思うし理想論だとわかっている。だけどわたしは長男の優しい言葉を決して忘れないようにと、グッと心に繫ぎとめた。

そして無論わたしは今回の事で、落ち込んだり嘆いたりしてはいない。だって常に周りは、キラキラと輝く生命と希望でいっぱいだ。

今住んでる場所は木々や草花が生い茂り、フィトンチッドに満たされていて、太陽は燦々と輝き、時々通る涼しい風が、ぐるぐる回る頭の中を、癒し・照らし・冷ましてくれる。

そうかと思えば、もう真っ黒に日焼けした子ども達がお腹を空かせて、ピーピー鳴いている。どんどん成長していく姿を見ていてとても頼もしい。

そう、わたしの毎日は、落ち込んだり嘆いたりする余裕が全くないのだ。

この世に善悪のような関係性の上に立つ正義など存在しないし、意見が違うからと言って分断したりしてはいけない。

取るに足らない揚げ足とりや陰謀論にハマりすぎたりせずに、共有できる道幅をお互いに広げていき、ユナイトする努力を怠らず、あなたにとってもわたしにとっても、より良い地球を願うばかりだ。

投票率は低かったけど、気付き始めた人たちの存在が際立つ結果も所々見受けられた。

色んな意見や情報をただただ盲信せず、わたしはわたしの考えを持とう。そしてもちろん、自分の考えた事に対しても盲信せず、またさらに学びを重ね反芻し、それが善悪や分断ではなく、常にI&I(アヤナイ)の正義を持っているか??自問自答しながら柔軟に答えを見出していきたい。

わたしは、あの子の言った優しい言葉と、その時の目を一生忘れない。

 

:Halu


2016-07-13 | Posted in ThinkingComments Closed 

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