2016→2017に感じた郷愁と大笑い
2017年めでたく突入いたしました。みなさんいかがお過ごしでしょうか??
わたしは年末から岡山にある実家へ、里帰りしました。
長女は習い事の関係で、Shakaちゃんと二人でお留守番。わたしは冷蔵庫の中をわざと空っぽにして、お金を長女へ渡し、
「これであなたの好きなものを買って、自力でご飯をShakaちゃんの分と作ってね。」
そう小5の長女に言って、置いてきた。わたしはこの子なら出来ると信じて。
彼女は少しめんどくさそうに、そして半分不安そうにしながら、それでもわたし不在の数日分の献立をちょっと嬉しそうに、iPadにメモしていました。
頼もしい!!
さてさて、わたしと残り二人の子ども達と三人で高速バスと電車を使い、故郷岡山へ帰りました。道中、わたしはお約束に?!道を間違えて、次女に、
「ママ、こっち。絶対こっち。」
と腕を引っ張られ、
「えー違うよー、こっちであってるからー。」
と、すったもんだの末、結果次女正解◎
…(笑)
あっあなたも、とても頼もしいじゃないかーーーー!!
お母さんしっかりして!!の声がそこらじゅうから聞こえる。
幻聴かな?!(笑)
でね、今回もとても楽しかった。実家に甘え、色んな所をうろちょろしながら、久々の再会や新しい出会い、安定のメンバーと、顎が外れるくらい笑った。
そして一人の時に、懐かしいな〜と故郷の風景を見ながら、ふと思った。
「ここの景色は、昔当たり前だったところで、懐かしくもなんともなかったのに…。」
笑いのあとには、必ずじわっと涙が出る。
毎回、故郷へ帰る度に大笑いして、そして泣きそうになる。純度100%の懐かしさが、決まってこみ上げてくるからだ。
それを友達に言うと大笑いされて、そうだよねーとわたし自身も冗談に思えてくる。
岡山に戻りたいとかでは決して無く、さっきも書いたように、ただ単に本当に懐かしいだけ。未練や悲しみという感情は、故郷を離れて10年のわたしには残ってない。
いや、本当はちょっとあるのかな〜(笑)
わたしは住む場所を移動したことにより、昨日まで当たり前のように見ていた景色を、今日では懐かしくて泣きそうになりながら見ている。
だけど、ひさびさに再会した友達や過去にお世話になった人たちとは、その空白はなかったかのように、昔のまんま大盛り上がりで大笑いだ。
わたしは、故郷の懐かしい景色に泣きそうになり、故郷の懐かしいはずの友人と、昨日のことのように当たり前に普通に大笑いしている。
そんな、なんだかつじつまの合わない現象に酔いながら、本当にお酒でも酔っ払いながら、年の瀬と年の頭を実家で過ごした。
ふわふわとした余韻が残るうちに、あの不思議な感覚を書き残しておこう。
またさらに年月が経つと、もっと違うふうに思うようになるのかなぁ。だとしたらそれもめちゃくちゃ楽しみだな〜。
こんな感じのなんともない散文を、和歌山の我が家でゴキゲンに書いています。
やっぱりわたしの着地点は、イマココであるのは間違いない。
今も後ろでお腹空いたーと、無限の胃袋を持つ長女のボヤキが聞こえてきましたので、ここでお開きとします。
ではでは、みなさんにとって素晴らしい年でありますように願いを込めて。
ちょっと郷愁を感じつつも、いまの幸せを噛みしめながら…
:Halu