ディジュリドゥ編【flower of YOUR l∞fe vol.1】


男

さてさて、わたし達がブログを飛び出して初開催するイベント、【flower of YOUR l∞fe vol.1】まで、約一ヶ月になりました。

そこで…

今回から数回に分けて、それにまつわる、人・物・事にどんどん注目していきたいと思います。

一発目となる今回は、Shakaちゃんが演奏する『ディジュリドゥ』にスポットをあてたいと思います。

まずデジュリドゥとは…

ディジュリドゥ

オーストラリアの先住民族アボリジニが、儀式や祭事の時に演奏していたとされ、世界最古の管楽器と言われている。

現在では原材料も多種多様なものがあるが、本来はシロアリに食われ筒状になったユーカリの木から作られ、吹き口は幹の細い方を蜜蝋で加工して作る。

演奏方法は特殊で他に類を見ない。息を吹き込むのではなく、唇の振動を使い音を出す。そして、鼻から息を吸うと同時に口から息を出す、循環呼吸(サーキュラーブリージング)によって音が途切れること無くなり続けます。

『デジュリドゥ』と言う名前は、オーストラリアに入植した白人が、その音色からつけられたとされ、先住民達はそれぞれのグループの言葉で呼んでいた。

アボリジニの間では男性の楽器とされ、女性が吹くことはない。女性が触ると妊娠するとかしないとか、諸説色んな言い伝えがある。

と簡単に説明してみましたが、いかがでしょうか?

次にShakaちゃんとディジュリドゥの関係に触れていきたいと思います。

男

1993年、九州の天草で開催されていたイベントで、竹で作られた一本のディジュリドゥ(その時、本来のディジュリドゥがユーカリで作られているとは知る由もない)と出会う。名前も一度では覚えらず何度も聞き返し、初めて聞いたその音色に衝撃を受けたそう。

当時は日本には情報が全く無く、今みたいにインターネットもないなか、パソコン通信で海外の情報を頼りに、CDを輸入したりと、まさに手探り状態。そんな中、国内にいる数少ないディジュリドゥ奏者がいると聞けばあちこち訪ね歩き、オーストラリアにも実際に訪れ、ディジュリドゥに関係することはなんでも夢中で追い求める中、どんどんとその魅力にはまっていく。

関西でディジュリドゥミーティングの場『KANSAI BLOWOUT』の立ち上げにはじまり、独自のユニットを作りライブ演奏をしたり、また海外からのアーティストのライブをオーガナイズしたり、日本での『ディジュリドゥの草創期』を担う一人となる。

わたしが聞いた中で一番印象に残っているのは、2000年に全国から100人のディジュリドゥ奏者を和歌山に集め、浜辺でみんなで輪になり一緒にセッションした話。

今のようにSNSもない時代に、それもマイナーな楽器の奏者を100人って、日本中のディジュリドゥ奏者がほぼ全員集まったんじゃないかなぁ〜。

映像も残っていて、それを見るたびに、熱くなります。

ディジュリドゥ

あともう一つあって、ある町からの要請で、ディジュリドゥの音色を、自然のイルカと水族館のイルカに聞かせ、どう反応するか実験したという話。

人間になれている水族館のイルカは、ディジュリドゥの先端にキスをしにやって来て、とても可愛かったそう。

しかし、イルカたちの熱烈なキスのたびに、ディジュリドゥの吹き口が、自分の口にガンガン当たるため、イルカ達とのファーストキスは、文字通り歯が当たって苦笑いどころか、ちょっと怖かったとのこと。

この時の映像も残っていて、自然のイルカたちも遊びにやってきて、ディジュリドゥの音に合わせ、踊っているように見えました。

イルカ

Shakaちゃんとディジュリドゥ…わたしの聞いたエピソードはここまで。

 

楽器自体は非常にシンプルな作りなのですが(言ってしまえばただの筒)、他に類を見ない複雑な演奏方法のため、音を単に鳴らすだけでも、非常に難しいです。そして演奏する人によって、音色も随分違います。

わたしは、これまでいろんな人の演奏を聞きましが、Shakaちゃんの吹くディジュリドゥから出る、音の質感が大好きです。重たくて野太く弾力があり、大地を這うような低音、それに波のうねるような振動が合わさり、お腹の丹田の奥辺りにぐぐーーーーと入りこむように響きます。

めちゃくちゃかっこよくて、シビレますよ〜。

決してのろけてませんので、そこんとこよろしくです(笑)

特にまだ未体験の方には、Shakaちゃんの演奏を聞いてほしいな〜。

当日は演奏の他にも、色んな形や素材のディジュリドゥを展示する予定ですので、是非生で見て聞いて体感しにきて下さいね〜。

最後にもっと知りたい方のために、 Shakaちゃんのお友達のサイトのリンクを貼っておきます。

【ディンカム・ジャパン】

【ディジュリドゥ専門店アバロンスパイラル】

:Halu


2017-01-15 | Posted in LifeComments Closed 

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