①無人島一週間自給自足生活へのチャレンジ
いつの頃かは忘れたけど、Haluとテレビを見ていた時にある光景が目に飛び込んできた。
真っ黒に日焼けした沢山の小学生たちが、真剣な表情で何かについて議論している。
うつむいたたまま顔を上げない子。
自分の意見をハッキリ言う子。
中には泣いている様に見える子もいた。
テーマは「鶏を食べるかどうか。」
番組を見ているうちに分かったんだが、無人島に一週間キャンプを張り、食料は自分達で釣った魚や貝!そして無人島生活も終わりに近づいてきたその日、一緒に連れてきた鶏を自分達の手で絞めて食べるかどうかを話し合いで決めている様子。
長い話し合いの結果「食べる」ということに決まった様で、テレビ画面には、自分達で解体調理した鶏を大切そうに、そして美味しそうに食べている子供たちが映し出されていた。
番組を見終わると同時に、横に座ったHaluの顔を見た。
どうやら、彼女も僕と同じ決意をしたらしい。
「うちの子も無人島に行かせたい〜〜〜!」
こうして、長女(小5)の無人島一週間自給自足生活へのチャレンジが始まった。
Google先生に質問したところ「NPO法人 生涯学習サポート兵庫」がおこなっている「チャレンジアイランド」というプログラムらしい。
関係リンク:チャレンジアイランド|無人島一週間自給自足生活挑戦
オフィシャルホームページを読み進めていくと、「チャレンジ」の全貌が見えてきた。
チャレンジアイランドとは、ガスなし、水道なし、電気なし、あるのは豊かな自然と「10の掟」だけという無人島に渡り、1日中「自由」に過ごすというプログラムです。
子どもたちに与えられた自由な生活には、楽しいだけでない過酷な現実が待っています。
それは「生きる」ということ。子どもたちは、生きるための営みを毎日繰り返すうちに、自然の恩恵や仲間のありがたさ、そして命の尊さを実感していきます。
私たちは、このプログラムを通して自分を振り返り、「当たり前」と思っていることのありがたさや、「生きる」ということを正面から向きあうきっかけとなればと思っています。
なんだか過酷そう。
参加資格としては
① 2001年4月2日以降生まれで、8月21日時点で下記のすべてにあてはまる子どもたち
②自分で無人島一週間自給自足生活に挑戦したいと思った
③一度もたたずに25m泳ぐことができる(ライフジャケット・浮き輪使用可)
④魚料理がひとつ以上できる
⑤着替え、荷物整理、和式トイレでの排出、常備薬の服用など生活面での管理ができる
⑥自分の命はもちろん、他人の命や心も大切にすることができるまたは、大切にしたいと思っている
⑦どんな時も最後まで、仲間の中での自分の役割を探し続けることができるまたは、探し続けたいと思っている
①の条件はクリアー。
②は、この時点では本人はチャレンジの存在すら知らない。
③は、ライフジャケット着てたら余裕っしょ。たぶん、何も無くても25mは泳げると思う。
④料理は大好きだけど、魚をさばいたことはない。
⑤⑥⑦については、問題なし。(多分……)
楽しそう〜!もう、僕が行きたい!!長女(小5)そっちのけで、僕がチャレンジしたい!チャレンジさせてくれ!
Haluの白い目をよそに情報を求めて検索を繰り返したが、数行規模の小さな情報は見つかったものの、結局チャレンジアイランドのオフィシャルホームページしか詳しい情報は得られなかった。
そこで、来年チャレンジを考えている不安いっぱいのお父さんお母さんが、少しでも安心してもらえる様に、そして今回のチャレンジの記録を兼ねてブログにしたためたいと思います。
つづく
:Shaka